環境 × 集中 × 時間
生産性の公式です。
学習の成果を決める公式はいろいろありますが、大切なのに見逃されがちなものとして、以下が挙げられます。
成果 = 環境 x 集中 x 時間
「2倍の時間をかければ2倍の成果」というのは分かりやすいです。
「2倍の集中力をかければ2倍の成果」というのも、まあ分かりやすいです。
「環境」は、ちょっと分かりにくいですが、これは、良い教科書を手に入れる、良い師匠を見つける、良い文房具、デバイスを用意する、机をすぐに勉強できる状態に片付けておくといったことです。
周囲の人からの協力なども「環境」に含まれます。
「時間」や「集中」は、都度都度の属人的な努力によってようやく得られるものです。
そして、現実問題として、量的な限界があります。
一方、「環境」は、いったん獲得してしまえば、軽度のメンテナンスで維持できます。
また、量的な限界がなく、「2倍」どころか、「3倍、5倍」というオーダーでの生産性の向上を簡単に実現できるという点が大きいです。
勉強で成果を出せる人というのは、属人的な努力もさておき、利用している環境の質が違うのです。